はじめてらぼ
Published on

古書修復を始めるなら必見!初心者向け道具選びと購入ガイド

Authors
  • avatar
    Name
    辺座 ぷちよ
    Twitter

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。紹介する商品・サービスを購入されると、当サイトに収益が発生することがあります。

はじめに

古書修復 挨拶

新しいことに興味を持つのが大好きな私です。

古い本を大切に保存したい、傷んだ本を自分で直してみたいという方も多いのではないでしょうか。

今回は古書修復について、初心者の方向けに情報をまとめました

必要な道具や基本的な修復方法を、わかりやすくご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

古書修復の魅力とは

古書修復 魅力とは

参照: 古い本の修復方法を学びたい。 : r/IWantToLearn - Reddit

古書修復は、単なる「本を直す」作業ではなく、歴史を守り、物語を次世代へ繋ぐ仕事です。

調査結果から見えてくるのは、この趣味が持つ深い充足感と、実践を通じた確かな成長です。

1つ目の魅力は、「目に見える変化の喜び」です。

WIRED Japanで紹介された古書修復家ソフィア・ボーグルは、100年前の古書の修復工程を公開しており、その動画は122,118回以上再生されています。

彼女は「ボロボロの状態から、丁寧な手作業で蘇った本を見た時の達成感」について語っており、1冊の修復に8~12時間かけることもあります。

始めて1ヶ月後には、破れたページの補修や背の修復など基本的な技術が身につき、自分の手で本が生まれ変わる瞬間を体験できます。

半年後には、より複雑な修復(ページの洗浄、色合わせ、革の染色など)に挑戦でき、修復前後の劇的な変化を自分で作り出せるようになります。

2つ目の魅力は、「細かい技術習得の充実感」です。

京都大学図書館の初心者向け研修動画(29,778回再生)では、「背の外れ」「ページの破れ」「表紙と中身のつなぎ部分の緩み」など、図書館でよくある破損の修復方法を体系的に学べます。

東京都立図書館の資料によると、修復に必要な道具は平筆、カッター、ハサミ、ヘラ、糊盆、目打ち台、編み棒など基本的なものばかり。

これらの道具を使いこなす技術を習得する過程で、手先の器用さと集中力が自然に磨かれます。

初心者が最初に習得する「ドライクリーニング」(埃を払い、スポンジで汚れを取る作業)から始まり、半年後には「セルロース糊を使った紙の補修」や「和紙を使った破れ修復」といった高度な技術へ進むことができます。

3つ目の魅力は、「歴史と文化を守る実感」です。

日比谷図書文化館の修復家・近藤理恵氏は、「貴重な古書を長く閲覧いただくために修復を行う」と述べており、修復は単なる趣味ではなく、文化遺産を次世代へ繋ぐ社会的な役割を担っています。

Reddit上の古書修復学習者のコミュニティでは、「どんなにつまらないテーマの本でも、将来の研究者の興味を引く可能性がある」という理由で、ボロボロの本から修復を始める人たちが紹介されています。

半年の実践を通じて、あなたが修復した本が誰かの人生を変える可能性、歴史的価値を持つ資料を守る喜びを実感できるのです。

古書修復は、手作業の充実感、技術の成長、そして社会への貢献が一度に得られる、非常に奥深い趣味なのです。

古書修復を始めるために必要な道具とおすすめリソース

基本情報

古書修復 必要なものリスト

参照: 古い本の修復方法を学びたい。 : r/IWantToLearn - Reddit

予算: 5,000円~25,000円程度

難易度に基づいたおすすめ度: ★★★☆☆

(基本的な道具さえあれば初心者でも始められますが、ページの破れ修復や背の直しなど、作業内容によって技術習得が必要です。東京都立図書館の資料によると、修復には「ドライクリーニング」「ページ修復」「背の直し」など複数の専門的な工程があり、それぞれに異なる技術が求められます。)

習得期間に基づいたおすすめ度: ★★★☆☆

(実際の習得期間は1ヶ月~3ヶ月程度です。京都大学図書館の初心者向け研修では「補修をしたことがない方が対象」とされており、基本的な破損修復(ページの破れ、背の外れなど)は数週間の練習で習得可能です。ただし、100年前の古書のような複雑な修復には8~12時間以上の時間がかかり、より高度な技術習得には時間を要します。)

いろんなサイトや情報を調べた結果、古書修復を始めるのに必要な情報をまとめました。

東京都立図書館の公式ガイドと京都大学図書館の初心者向け研修動画から、実際に必要な道具と材料を厳選しました。


必要なものリスト

古書修復の基本作業に必要な道具は、思ったより少なく揃えられます。

東京都立図書館の資料によると、修復に使う道具は「基本の道具」と「補助的な材料」に分かれます。

最初は基本的な道具だけで十分です。

基本的な修復道具

おすすめ商品: 平筆(修復用)

価格帯: 800円~2,000円

選定理由:

  • 筆先が平らで豚毛のようなコシが強い筆が修復に最適
  • 糊用と水用の2本セットで購入するのがおすすめ
  • 東京都立図書館の公式ガイドで「必須アイテム」として明記されている
  • 初心者でも扱いやすく、ページへの糊塗布やクリーニングに使用可能

平筆(豚毛製)は修復作業の基本道具です。糊用と水用の2本セットで購入するのがおすすめです。

おすすめ商品: カッター(修復用)

価格帯: 500円~1,500円

選定理由:

  • 刃はこまめに折って交換することで常に鋭い状態を保つ
  • 紙の破れ部分を正確に切り揃えるのに必須
  • 修復用の専用カッターは通常のカッターより刃の厚みが薄く、細かい作業に適している
  • 東京都立図書館で「基本の道具」として紹介されている

修復用カッターは通常のカッターより刃の厚みが薄く、細かい作業に適しています。

おすすめ商品: 修復用ハサミ

価格帯: 1,000円~3,000円

選定理由:

  • 刃の先端が薄く、細かい部分の切断に適している
  • 和紙や補修用紙をきれいに切るのに必須
  • 通常のハサミより精密な切断ができ、修復箇所を目立たなくできる
  • 東京都立図書館の公式ガイドで「刃の先端が薄い方が使いやすい」と明記

刃の先端が薄い修復用ハサミは、和紙や補修用紙をきれいに切るのに必須です。

おすすめ商品: 骨ヘラ(修復用)

価格帯: 600円~1,500円

選定理由:

  • 紙を傷つけない素材で、糊を塗った部分を丁寧に押さえるのに最適
  • 修復家の近藤理恵氏が実際に使用している基本工具
  • 骨製は耐久性が高く、長期間使用できる
  • テフロン製や金属製のヘラと組み合わせて使い分けられる

骨ヘラは紙を傷つけない素材で、糊を塗った部分を丁寧に押さえるのに最適です。

おすすめ商品: 修復用セルロース糊

価格帯: 1,500円~3,500円

選定理由:

  • 紙の修復に最適な天然由来の糊で、紙に悪影響を与えない
  • 粉末タイプを水に溶いて使用し、濃度調整が可能
  • 東京都立図書館の修復ガイドで「紙に影響が出ないようなのりを用意する」と推奨
  • 長期保存しても劣化しにくく、修復後の耐久性が高い

修復用セルロース糊は紙に悪影響を与えない天然由来の糊で、粉末タイプを水に溶いて使用します。

おすすめ商品: 修復用和紙(薄手)

価格帯: 2,000円~5,000円

選定理由:

  • 繊維が長く、薄くても強度が高い修復に最適な素材
  • 国内外の修復現場で最も多く使われている標準的な材料
  • 手漉き和紙と機械漉き和紙があり、初心者は機械漉き和紙から始めるのがおすすめ
  • ページの破れ補修や背の補強に使用でき、修復後の見た目も自然

修復用和紙は繊維が長く、薄くても強度が高い修復に最適な素材です。初心者は機械漉き和紙から始めるのがおすすめです。

おすすめ商品: カッティングマット(修復用)

価格帯: 1,500円~4,000円

選定理由:

  • 修復作業時に本を傷つけないための下敷きとして必須
  • A3サイズ以上があると、大型の古書にも対応可能
  • 修復家の近藤理恵氏が実際に使用している基本工具
  • 自己修復性のあるマットを選ぶと、長期間使用できる

カッティングマットは修復作業時に本を傷つけないための下敷きとして必須です。A3サイズ以上があると大型の古書にも対応可能です。

おすすめ商品: 修復用定規(金属製)

価格帯: 800円~2,000円

選定理由:

  • カッターで紙を切る際に、直線を引くのに必須
  • 金属製は耐久性が高く、カッターの刃が引っかかりにくい
  • 修復家が実際に使用している基本工具で、正確な補修ができる
  • 30cm以上の長さがあると、大型の古書にも対応可能

金属製定規は耐久性が高く、カッターで紙を切る際に直線を引くのに必須です。30cm以上の長さがあると便利です。

おすすめ商品: 修復用目打ち

価格帯: 500円~1,500円

選定理由:

  • 和紙の繊維を出すときに、細かい跡をつけるのに使用
  • 修復家の近藤理恵氏が「細い和紙を切る時に使う」と実演している
  • 正確な修復線を引くことで、修復箇所を目立たなくできる
  • 初心者でも扱いやすく、多くの修復作業に活用できる

修復用目打ちは和紙の繊維を出すときに細かい跡をつけるのに使用します。

おすすめ商品: 修復用ピンセット

価格帯: 600円~1,500円

選定理由:

  • 細かい紙片や糊を正確に扱うのに必須
  • 修復家が実際に使用している基本工具
  • 先端が細く、繊細な作業に適している
  • ページの破れ修復時に、補修用紙を正確に配置できる

先端が細い修復用ピンセットは、細かい紙片や糊を正確に扱うのに必須です。

補助的な材料・消耗品

おすすめ商品: 修復用スポンジ(軟質)

価格帯: 800円~2,000円

選定理由:

  • ドライクリーニング時に、柔らかく紙に影響を与えない素材
  • 修復家の近藤理恵氏が「柔らかくて紙に影響を与えない」と実演で使用
  • 古書の表紙や背の汚れを落とすのに最適
  • 繰り返し使用でき、コストパフォーマンスが高い

軟質の修復用スポンジは、ドライクリーニング時に柔らかく紙に影響を与えない素材です。

おすすめ商品: 修復用消しゴム(練りゴム)

価格帯: 500円~1,200円

選定理由:

  • ドライクリーニングで取り切れない汚れを落とすのに使用
  • 修復家が実際に使用している基本工具
  • 紙を傷つけにくく、細かい汚れを効果的に除去できる
  • 複数個購入して、定期的に交換するのがおすすめ

修復用練りゴムは、ドライクリーニングで取り切れない汚れを紙を傷つけずに落とすのに使用します。

おすすめ商品: 修復用ティッシュペーパー

価格帯: 500円~1,500円

選定理由:

  • 修復時に水分を吸収し、乾く前に保護するのに使用
  • キッチン用ワックスペーパーやクッキングシートと組み合わせて使用
  • 糊がつかないようにするための補助材料として必須
  • 修復家が実際に使用している補助的な材料

修復用ティッシュペーパーは、修復時に水分を吸収し、乾く前に保護するのに使用します。

おすすめ商品: 修復用クッキングシート

価格帯: 600円~1,500円

選定理由:

  • 糊が付着しないようにするための保護シート
  • 修復時に乾燥させる際に、本に糊がつくのを防ぐ
  • 修復家が実際に使用している補助材料
  • 繰り返し使用でき、経済的

修復用クッキングシートは、糊が付着しないようにするための保護シートとして使用します。


補足情報

最初はこれだけで十分です。

東京都立図書館のガイドに掲載されている基本的な道具と、修復家が実際に使用している工具を厳選しました。

ページの破れや背の外れなど、よくある破損であれば、上記の道具で対応できます。

慣れてきたら、テフロン製ヘラや金属製ヘラ、アイロンなどの追加工具を揃えるのがおすすめです。


おすすめリソース

調べた中で特に参考になった、実際に体験された方のサイトやブログをご紹介します。

京都大学図書館の初心者向け研修動画

初心者のための簡易補修~よくある破損、こう直そう

京都大学図書館が公開している初心者向けの研修動画です。

ページの破れや外れ、背の外れなど、図書館でよくある破損の修復方法を実際の作業映像で学べます。

「補修をしたことがない方が対象」と明記されており、基本的な手順を分

最初の一歩

古書修復 最初の一歩

参照: 古い本の修復方法を学びたい。 : r/IWantToLearn - Reddit

古書修復は、正しい順序で進めることが上達の鍵です。

道具が揃ったら、まずは実際に手を動かしてみましょう。

京都大学図書館の初心者向け研修動画では、補修をしたことがない方でも分かりやすく、ページの破れや背の外れといった「よくある破損」の直し方を教えています。

プロの修復家も最初は小さな修復から始めています。

焦らず、着実に進めることが大切です。

今日できること

まずはドライクリーニング(乾式清掃)から始めてください

水を使わずに、古い本の埃やゴミを取り除く作業です。

柔らかいスポンジで表紙や背を優しく拭き、練り消しゴムで汚れを落とします。

この15分の作業で、本がどれだけ生き返るかを実感できます。

修復の基本は「破損の進行を止める」ことなので、クリーニングだけでも本を守ることができます。

最初の1週間

簡単なページの破れ修復に挑戦してみてください。

セルロース糊と和紙を使って、小さな破れを直す練習です。

修復家の近藤理恵さんの動画では、カッティングマット、定規、ヘラ、筆といった基本道具を使った具体的な手順が撮影されています。

1週間で2~3ページの破れを直すことで、糊の量加減や和紙の扱い方が身につきます。

失敗しても大丈夫。

ボロボロの本から始めることで、修復の感覚をつかめます。

最初の1ヶ月

背が外れた本の修復に進みましょう。

これは古書修復の中でも頻出する破損です。

京都大学の動画では「外れた背の直し方」が8分以上かけて丁寧に解説されています。

1ヶ月かけて1冊の本を完全に修復することで、分解→クリーニング→修復→再構成という一連の流れを習得できます。

プロの修復家ソフィア・ボーグルも、100年前の古書修復には8~12時間かかると述べています。

時間をかけることが、精度を高める秘訣です。

Q. 1日どれくらい練習すればいい?

A. 最初は1日30分~1時間で十分です。修復は集中力が必要な作業なので、短時間でも丁寧に行う方が上達が早いです。週3~4日の練習で、1ヶ月後には基本的な破れ修復ができるようになります。

Q. 独学でも大丈夫?

A. はい、大丈夫です。京都大学や日比谷図書文化館の動画は無料で公開されており、プロの修復家の実際の作業を見ながら学べます。ただし、最初は失敗を前提に、傷んだ本で練習することをおすすめします。

Q. 費用を抑えるには?

A. 基本道具(筆、ヘラ、カッター、定規)は数千円で揃います。糊は小麦粉から自作することもできます。和紙も100円ショップの薄い和紙から始めて、慣れてから質の良い修復用和紙に進めば、無駄がありません。

古書修復は、一冊の本を丁寧に扱う時間です。

焦らず、自分のペースで進めてみてください。

最初の失敗も、すべて上達の糧になります。

参考文献・関連リンク

この記事の作成にあたり、以下の情報源を参考にしました:

  1. 京都大学図書館「初心者のための簡易補修~よくある破損、こう直そう ...
  2. 修理・製本に使う道具と材料の紹介 - 東京都立図書館
  3. 古書修復家、100年前の歴史の保存に携わる仕事 | Obsessed - YouTube
  4. 古書修復家、100年前の歴史の保存に携わる仕事 | Obsessed - YouTube
  5. 【日比谷図書文化館】洋古書の修復(リペア)について 前編 - YouTube

こちらの記事もおすすめ